ナレチャン『IMPACTER』解説

ナレチャン 『IMPACTER』の受験、お疲れ様でした。
ラウンダー業務に関わる重要な内容ばかりですので、ぜひ繰り返し復習してください。
業態

【○×選択】
日常生活で必要な物を総合的に扱う、大衆向けの大規模な小売業態のことをスーパーマーケット(SM)といい、高頻度に消費される食料品や日用品等の販売を行う小売業態のことを総合スーパー(GMS)という。

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意味合いが反対で、日常生活で必要な物を総合的に扱う大規模な小売業態のことを総合スーパー(GMS)といい、高頻度に消費される食料品や日用品等の販売を行う小売業態のことをスーパーマーケット(SM)と言います。

【○×選択】
ドラッグストア(DgS/DS)は、医薬品、化粧品、健康関連商品、日用品(トイレタリー)中心の品揃えで、お客様の7割を女性が占めると言われており、 ホームセンター(HC)は、DIY用品や園芸用品、日用品、ペット、カー用品などを扱う業態で、近年は特に郊外に超大型店舗も増えている。

近年ドラッグストアは医薬品・化粧品のみならず食料品含め日々の生活に欠かせない様々な商品を取り扱う業態に変化してきました。またホームセンターについては、一般的には「日用雑貨や住宅設備に関する商品を販売する小売店」とされていますが、近年一部加工食品を取り扱ったり、農業用品・アウトドア商品などにも力を入れた、複合化した超大型店も郊外中心に増加傾向です。

【○×選択】
私たちの生活に身近なコンビニエンスストアは、3,000~4,000品目以上の商品を揃え、必要なものが便利に購入できるのが特徴だが、近年は宅配便の受け取り・発送、公共料金の支払い、銀行ATMの設置など、サービスの幅が広がっている。

コンビニエンスストアは商品を販売するだけではなく、公共料金の支払いや銀行ATMの設置、チケットの購入や宅配便の発送・受け取りなど、私たちの生活に欠かせない便利なサービスがどんどん広がっている業態です。

流通知識

【○×選択】
チェーン全店への棚割りや商品の選定などを決定するのは、通常バイヤーの役割である。

チェーン全店の棚割りや商品の選定を決定するのは通常バイヤーの役割ですが、チェーンによっては帳合先(卸)や委託された棚割りメーカーがその役割を担う場合もあります。

売場

【○×選択】
客動線(客導線)とは買い物客が店内を見て回るのに実際に歩く軌跡のことをいうが、一般的なスーパーマーケットではお客様に夕飯のおかずを購入してもらいたいので、客動線の始まり(入口付近の売場)は「惣菜売場」であることが多い。

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メインの通路となる客動線(主動線)は、基本「青果売場」から始まる店舗がほとんどです。理由としては以下が挙げられます。
・野菜類が買われる頻度が高い
・お客様が買い物をしながら献立を考えられるようにするため
・色とりどりの青果類を先に見せることでお客様の購買意欲をかき立てる

【○×選択】
定番(棚)とは決められた棚割により、日々大量に売れるスタンダードな商品が長期間配置されるスペースですが、一般的に「定番」からの売上げは全体の占める20~30%と言われている。

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一般的に「定番」からの売上げは全体の占める70~80%と言われています。定番商品を維持したり、新規に獲得することはメーカーにとって非常に重要な活動となってきます。

【○×選択】
エンドは棚の前を通るお客様が多いため、プロモーション商品やシーズン商品を陳列するのに適した売場である。

エンドは客動線に面した視認率の高い売場(お客様が目に付きやすい売場)のため、プロモーション商品やシーズン商品など短期的に売り込みたい商品を陳列するのに適した売場と言えます。

【○×選択】
エンドは店舗にたくさんあるが、どのエンドで商品を展開しても売れ行きに大きな変化はない。

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お客様の通過率が高い主動線沿いのエンドの方が、お客様の視認率が上がることもあり販売効果が高まります。
反対に通過率の低い中エンドは、主動線沿いのエンドに比べ、販売効果が低くなります。

【○×選択】
関連販売とはメインとなる商品の隣やそばに、関連商品を陳列して買ってもらうための情報発信や提案をしていく手法でクロスMD(クロスマーチャンダイジング)とも呼ばれる。

関連販売の例を挙げると、お刺身のコーナーに「わさび」を陳列したり、チーズ売場に「ワイン」を陳列したりします。お客様の購買時に関連商品を並列して想起させることにより「買い忘れ」を防止したり「ついで買い」を誘ったりするなどして売上げUPを図ります。

【○×選択】
いつも欠品か品薄の商品があったので、少し多めの数量を提案して発注促進した。

商品がいつも欠品か品薄の場合は、売場にある商品の定数が不足しているか普段からストックしている在庫量が足りない可能性が高いです。こういった場合は多めの数量の発注をお願いして、チャンスロスを防止しましょう。

用語

【○×選択】
NBとはナショナルブランドの略であり、小売業や卸売業が企画するブランドである。またPBとはプライベートブランドの略称であり、全国販売を行っているメーカー商品のことをいう。

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意味合いが反対で、NBとはナショナルブランドの略であり、全国販売を行っているメーカー商品のことをいい、PBとはプライベートブランドの略称であり、小売業や卸売業が企画するブランドです。

【○×選択】
1尺は約50cmで、棚の長さは3尺と4尺が一般的である。

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1尺は約30cmです。棚の長さは3尺(約90cm)と4尺(約120cm)が一般的です。

【○×選択】
「本来そこに商品があれば売れていたはずなのに、欠品していたために売れない」ことによる損失を「機会損失(チャンスロス)」という。チャンスロスはバックヤードに在庫が山ほどあれば発生することはない。

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バックヤードに多くの在庫があっても、店頭に商品がなければチャンスロスは発生します(人員不足で商品補充が追いつかないなど)。バックヤードではなく、店頭在庫を多くすることが理想的です。

【○×選択】
商品の並べ方を替える作業のことを「棚替え」といい、GMS・SM等において「春・夏」「秋・冬」パターンとして年2回、大きく売場のレイアウト変更されることが多い。

「棚替え」時には商品の改廃(入れ替え)が発生します。新規に導入された商品は必ず定番売場に組み込まれているか確認しましょう。

【○×選択】
複数の商品をいくつか組み合わせてセット販売する「束売り」のことを、「バンドルセール」という。

「バンドルセール」時は投げ込みカゴなどで「ジャンブル陳列」という投げ込み式の商品陳列方法が用いられることが多いです。

【○×選択】
品切れ、過剰在庫のいずれにも陥らない適切な在庫数を「適正在庫」という。回訪の度に「欠品」している商品がある場合、その商品の売場は「適正在庫」が保たれているとは言えない。

売場に「適正在庫」を抱えていれば、欠品によるチャンスロス(売上げの機会損失)を発生させるリスクが低くなります。

【○×選択】
店舗ではPOSシステムを利用して、販売情報や、仕入れ、配送などの各種情報を記録、店頭在庫を管理している。また、販売数に応じて、システム上で商品を自動的に発注している店舗もある。

店舗の責任者から信頼を得て店舗のPOSシステムからの販売情報を得ることができれば、様々な提案に繋げることも可能です。

【○×選択】
JANコードとは、店頭でお客様が購入した商品を読み取るためのバーコードで、JANコードをPOSで読み取ることにより、データ集計や、販売管理、在庫管理などが可能である。

JANコードには、13桁の数字で構成される標準タイプと、8桁の数字で構成される短縮タイプの2種類があります。

【○×選択】
先入れ・先だしとは、入荷されたばかりの商品を優先的に店頭化させる方法で、品質の劣化を防止することができる。

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「先に入荷したもの」から順次出庫させることを、先入れ・先出しといい、品質の劣化を防止することができます。店舗によっては先入れ・先出しが徹底されていない場合があるので、賞味期限の短い商品ほど注意が必要です。

トラブル対応

【○×選択】
車両事故の際、「クライアント名の入った名刺」を出すことはNGである。

皆さんはmitorizから受託して仕事を請け負っていただいているので「クライアント名の入った名刺」を業務以外で配布することはNGです。

【○×選択】
活動の際、誤って店舗什器を破損させてしまった。売場責任者に状況の説明とお詫びをした後、mitoriz担当に報告してその後の指示を仰いだ。

「店舗のものを破損させた」「誰かにケガを負わせた」などトラブル発生時は、相手や店舗への対応後、速やかにmitoriz担当窓口にも報告して指示を仰いでください。
店舗で解決したからといってmitorizへの連絡を怠らないでください。

【○×選択】
通路に置いていた自分の荷物のせいで、お客様から「転んでメガネが壊れた」とクレームを言われ損害を請求されたので、お金を支払ってその場を収めた。

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まずは事実の確認と、自分に非がある場合はお詫びをしてmitoriz担当窓口に対応に関して指示を仰いでください。その場での金銭の授受は絶対にしないでください。

【○×選択】
商品に混入物があり店長から調査を依頼されたので、その場でmitoriz担当に電話して指示を仰いだ。

商品の利用で健康被害が及ぶ可能性があるなど緊急を要する場合は、速やかにmitoriz担当窓口に連絡して指示を仰いでください。

コンプライアンス

【○×選択】
対応してくれる担当者が魅力的だったので、個人的に連絡先を聞いた。

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状況によってはハラスメントに該当する場合がありますので、お得意先との個別のやりとりは必要最低限に留めてください。業務に関係のない個人的なやりとりは慎みましょう。

【○×選択】
貸与された名刺を紛失してもmitoriz担当に報告する必要はない。

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貸与された名刺を紛失した場合は、いつ・どこで紛失したかを気づいた時点でmitoriz担当窓口に報告してください。

【○×選択】
貸与された名刺を紛失したことに気づいたので、速やかにmitoriz担当に状況を報告した。

貸与された名刺を紛失した場合は、いつ・どこで紛失したかを気づいた時点でmitoriz担当窓口に報告してください。

回訪

【正しいものを選択してください。】
  1. 発注やスペース権限のある「キーマン」の出勤時を狙って回訪スケジュールを立てる。
  2. 商品の入荷が午後からの店舗なので、邪魔にならない午前中に回訪スケジュールを立てる。
  3. 主任が苦手なので、主任がいないアルバイトのいる時間帯を狙って回訪する。

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基本「キーマン」とお話(商談)できるタイミングでの回訪が大切です。ラウンダーのお仕事は「店頭作り」が基本なので、商品を店頭に前出しできるように「商品が入荷した後」に回訪できるようスケジュールを立てましょう。

【正しいものを選択してください。】
  1. 売場には誰かしらいることがほとんどなので、どのタイミングの回訪でも問題はない。
  2. 「キーマン」は発注や物流、スペースなど権限者が複数いる場合があるので、回訪の目的に応じて誰と面談するか考えてスケジューリングすることが大切である。
  3. 「キーマン」と面談することは大切なので、お昼寝時でも起こして商談する。

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回訪する目的にもよりますが、売場決裁者である責任者または担当者がいる時間帯に回訪することが基本です。キーマンは複数いる場合があるので誰が何の権限を持っているのかを把握して目的に応じた回訪を心掛けましょう。休憩時や忙しい時間帯は避けて面談してください。

【正しいものを選択してください。】
  1. プライスは店舗が設置するもので、間違いはないはずなので確認する必要はない。
  2. 競合他社にフェイスを変更されている可能性があるので、前回とフェイス数の違いがないか確認しながら商品を補充した。
  3. 商品を補充してバック在庫がなくなったが、担当者がしっかりしているので発注促進する必要はない。

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回訪の際はプライスの確認・発注促進・売場の確認は基本活動として都度行うようにしてください。店舗や競合他社が商品補充時にフェイスを変更する場合があります。回訪時には売場を確認して、変更されていた場合は店舗担当者にその旨を伝えて、許可をもらったうえで元に戻すようにしてください。

ISM

【正しいものを選択してください。】
  1. 定番商品で欠品した商品があっても、別の商品を陳列したりせず、棚割を守り、欠品した商品の発注を依頼する。
  2. 棚割は状況に応じて自分の判断で変更し、結果を担当者に報告する。
  3. お客様が商品を動かした時は、気分を害さないようそのままにしておく。

1

定番商品は棚割り通りに陳列されているので、勝手に動かすことはNGです。お客様が商品を動かした場合は元の位置に戻すようにしましょう。

【正しいものを選択してください。】
  1. 先日の会議で案内のあった、定番採用された商品がまだ店頭に並んでいなかったが、店舗で導入してくれるはずなので何も話さずに退店した。
  2. 先日の会議で案内のあった、定番採用された商品がまだ店頭に並んでいなかったので、担当者に採用の旨を案内して導入を依頼した。
  3. 定番は大量陳列されない売場のため、新規の導入が遅れても売上げへの影響は小さいので気にする必要はない。

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定番導入は大切な活動です。新規で商品が導入されていない場合は必ず担当者に確認・導入促進をしてください。

【正しいものを選択してください。】
  1. エンド展開の場合、どのようなエンドの形状でも最下段に重点的に商品を陳列するのが効果的である。
  2. お客様の年齢層や性別によりゴールデンゾーンには違いがある。
  3. 新商品は黙っていても売れるので、ゴールデンゾーンを意識した陳列をする必要はない。

2

最も手に取りやすく売上げが期待できる価値のあるゾーンをゴールデンゾーンと言います。ゴールデンゾーンに商品を配置することにより売上げ増加が見込まれるため、ゴールデンゾーンを把握した陳列は重要です。

【正しいものを選択してください。】
  1. 定番のフェイス数は決められているわけではないので、隣のスペースが空いている場合、勝手にフェイスを増やしても問題はない。
  2. 定番のフェイス数が多くても少なくても売上げに変化はないので、フェイス数を気にする必要はない。
  3. 毎回欠品している商品があったので、定番の適正在庫が保たれていないことを説明して担当者にフェイスアップを提案した。

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ある一定のフェイス数までは、フェイスが多いほど売上げ増加が見込まれます。フェイス数を意識した活動は重要です。

【正しいものを選択してください。】
  1. POPは商品を売場で手に取ってもらうための広告の役割を果たすので、季節感や鮮度感を意識して掲出することが大切である。
  2. 期限切れのキャンペーンポスターを発見したが、代用品がなく他社にスペースを取られるのが嫌なので次回対応することにした。
  3. 前任者よりPOP禁止の店舗と引き継がれたので、競合他社はPOPを掲出しているが私は前任の言いつけを守りPOPは掲出しない。

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POP掲出については自分で判断せず、店舗に確認をとってください。売場責任者の方からOKがでればPOP掲出可能です。期限が切れたキャンペーンなどの販促物は速やかに撤去してください。

【正しいものを選択してください。】
  1. 平台陳列とは、定番売場に比べ陳列する商品の量が少ないため、見切り品だけを陳列することが多い。
  2. 平台陳列とは、商品全体が見渡しやすく、買いやすい陳列方法である。
  3. 平台陳列とは、陳列する商品を選ばないので、商品が目立つよう、とにかく高く見上げるように陳列することができる。

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平台陳列はお客様の目を引く「優位置」で展開されることが多いので、メーカーとして獲得したいスペースの一つとなります。

報告

【正しいものを選択してください。】
  1. 画像撮影を忘れたので、他の店舗の画像を代用して報告した。
  2. 担当から許可を得て店舗での画像を撮影する際、急いでいる場合はお客様が画像に映り込んでも仕方がない。
  3. 報告もクライアントに対する提出物なので、店頭画像撮影の際は、人やゴミなどが映り込まないよう注意を払って撮影する。

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報告の際、同じ画像の使い回しはできないようになっていますが、故意に他の店舗の画像で報告した場合は偽装報告になりますので絶対にしないようにしてください。また、画像撮影の際は人が映り込まないよう注意を払って撮影してください。